"大圓"

 <ぶっかけの館 "大圓">

 "TSUTAYA" 今里店(現在は "サンクス" になっています)の隣の黄色いビルの1Fに "大圓(だいえん)" はある。
もう10回以上は行っとると思うんやけど、初めて行ったんが 今年(多分'95)の夏頃でした。ここの特徴は「ぶっかけ」のバリエーションがとても豊富なところにあります。バイブルをして「ぶっかけの館」「ぶっかけ革命」と云わせた店です。実は、私もそこでは未だに「ぶっかけ」関係以外食ったことがないんです。
で 肝心の味の方ですが、麺はちょっとだけ細目で、表面がぬるっとしています。だから、口に入れた瞬間はやわらかい麺だと思うのですが、実は弾力がすごくあって、伸びる感じがするほどです。店内の壁には雑誌等に載った紹介記事が所狭しと貼りつけてあります。

 この頃は夏場ということで、いつも冷たいぶっかけを食ってました。
それが最近ご無沙汰(ゆっても数週間)してたんで、先週かな、久々にお昼に行ったんです。季節がら、んじゃ今日はぬくいぶっかけを食ってみようかと注文したわけ。定食ということもあり、ほとんど待たずに出てきたそれを食べた瞬間「なにこの麺???」 以前と全然違う麺なんです。何ていうか、特徴のない、普通のうどんに感じた。
ただそのときは、ぬくいということで感じが違うかったんやろか...? と思たんやけど、やっぱり気になって 行って来ました、今日の昼。

 で、今度はつめたいぶっかけの定食(ひや定)を頼む。ぬくめんでええ分、あっと言う間に出てきた。
少々緊張しながらの一口目...やっぱりおかしい。決してまずいわけではない。うまいんやけど、麺がね、前とは全然違うんです。表面のぬるっとした感触はなくて、そのせいか、ちょっと太く感じる。あの弾力は健在なのだが、妙にコシが強い。前の麺を知っとるワタシには、何か全然違う店でうどん食いよるような感覚である。
冬場やけん、最後に麺をしめる水の温度が低いせいやろか...? けど根本的に違うような気がする。粉の種類変えたとか...。確か、あそこの店は「麺匠(めんたくみ)」っていう、国産のうどん用の粉としては、最高のものをつこてるって本に書いてた。たまたま粉の出来が悪ぅて他のんに変えたんかな...?

 その後3〜4回行ったんやけど、いつの間にか 何事もなかったかのように元の麺に戻ってました。勿論それはええことなんやけど、ほんならあん時の麺はなんだったんやということですね...。結局解らず仕舞でした。単なる取り越し苦労だったんでしょうか...?


 ある土曜日、昼過ぎまでゴロゴロしょったんやけど、空腹に耐え切れんようになって(当時は)恐らく家から一番近いうどんやである "大圓" へ行った。
「恐るべき…」の "大圓" の最後のページに「ぶっかけにあげをのせるとうまいらしい。でも、これ以上メニューが増えるとややこしくなるので...」というくだりがあるのをご存じだろうか? それが遂にメニューにラインナップされたのである。その名も「ざぶとんぶっかけ」だったのだが、思っていたよりあげが小さくて少々ガッカリ。
時間が昼の3時半だったため、麺はそれなりという状態でしたが...。ま、一応「おさえた」ということで満足。あ、そうそう、店の名前なんやけど、本には "大圓" ゆうて載っとるし、ずっとそう思いよったわけです。しかし暖簾には "大円" っ書いてます。あれは何でやろか? 当用漢字にないからか?! ま、どうでもええことやけど少々気になってます。
カンケーないけど、よく前に停まってるKLXはお客さんの物かお店の人の物か気になってます。(つまらんこと気にすんなって?) もひとつカンケーないけど定休日は火曜日です。


 <その後1>

 "大圓" へは 今も週に1〜2回は通ってます。
お陰で(?)何も言わんでも 顔見ただけで「おろしのひや定 でよろしいですか?」と言われるまでになりました。(^^; 麺はすっかり元に戻ってるようで、上記の時期は何だったんでしょか?

 今更何やけど、レベルの高い店ですな。


 <その後2>(2005/02/17)

 ところが である、うどんブーム(?)でお客さんが多なって忙しぃなったせいやとは思うけど、去年のある時期から、何回行っても「麺のゆで時間が明らかに短い」ってことが続いて、あんまり言いたぁはなかったけど、店の人にそれを言うたんや。(大将も麺を打ちながら奥で聞っきょったはず)
 そしたら、たまたまかも知れんけど、次の時には「ええ麺」が出て来た。 で、安心したんも束の間、その次の時にはまた逆戻りしとって、とうとうその内行かんようになってしまいました。




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