"さぬき一番"

 <缶みかんが悲しい "さぬき一番一宮店">

 カラー本の方に "さぬき一番一宮店" っていう店が載っているはずである。
存在はずっと前から知っとった。 知っとったけど行かんかったのは、どう見てもただの一般店だったからである。
広い道に面しており 駐車場も結構広く、およそ我々の標的にはなりそうもない店であるが、最近お昼のうどんや行がちょっとマンネリ気味なのだ。
毎週 "あたりや" を主軸に、"大圓" と "うどん棒" で変化をつけるというパターンである。何やかんやゆっても、結局車の停めにくいところは敬遠するようになり、"穴吹" とか、"馬淵" は久しく行ってない。 "松家" はちょっと距離があるし、個人的に第一印象があまりよくなかったんで、二の足を踏んでいる状態である。「悩んだときには "あたりや"」ゆんがお約束になりつつある、今日この頃のお昼事情である。

 で、"さぬき一番一宮店" である。
一宮店といいながら、三名の辺りにある。一宮店というからには他にも支店があるんやろけど、どこにあるかは知らん。

 平日の12:20頃、新空港通り沿いの広い駐車場には既に結構な数の車が停まっていた。一番奥に停めて店内へ。いきなりレジが店の真ん中にぽつんと出現。おっちゃんというよりは、じいちゃんがレジを担当していた。接客も調理場もできんからレジにいるという様子が見え見えであった。
が、システムがわからずレジの前で戸惑う。見よったら 注文を取りに来てくれるようなんで、とりあえず適当に開いた席に座る。程なく元気なおばちゃんが注文を取りに来た。本にはぶっかけのことが載っとったけど、セットメニューが多かったんで内訳を聞いたら おばちゃんは慣れた様子で簡潔に説明してくれた。
結局「親子丼セット」とかいうちょっと「情けないもの」を頼む。(^^; 待っている間、店内の様子を伺う。結構席数は多い。ぐるっと見渡したぐらいでは全体を把握出来ん。小上がりもある。客はサラリーマンから職人さん風、家族連れとさまざまである。どうやらさっきのおばちゃんが客の注文を仕切っているようで、なかなかそつなく動いている。

 そうこうしている内に「親子丼セット」が出てきた。
夏場だったんで、うどんは冷たいんを頼んだんやけど、黒い樹脂製のボール状の容れ物には氷水が入っており、うどんの上にはワカメと なんと! みかん(缶詰の)が2〜3こ乗っていた。横には小さめの丼に当然親子丼がついていた。「みかんは勘弁してほしかったのぉ...」と思いつつ、うどんを食べてみる。
全く期待してなかったわりには、まあまあコシのある麺。でもそれ以外に表現方法はなし。つけだしは一般的かつ万人向けのブレンド&みりん味。1玉分ほどしかないんで あっと言う間であった。氷水に浮いたわかめが器の色と同じで見えにくく、しかも箸で取りにくかったけど、意地になってわかめを拾う。そして これまた無難な味の親子丼を食べ、最後に「情けなくも」残していた氷水の中のみかんを食べて終了。
確か550円だったと思う。本には500円と載っとったけん、その後 値上げしたんやろな。「もう来ることはないかな...」と思いながら店を後にしたのであった。


<その後>

 実は、この後 何回か行ったんである。
理由は「土曜日に "中西" へ行ったら閉まとったけん」である。(^^;

 ま「いろもん」を食べに行くんなら結構おもろい店かも知れんで。




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